こんにちは!ビルメン会社員3年生の牧健太郎です。
洗濯していると「ドンっ!!」とマンガ・アニメのワンピースみたいな効果音がすることがあります。
洗濯機は動作中頻繁に自動で給水したり止水したりします。急な動作なので水道管内圧力が急激に変化します。それで水撃により音が「ドンっ!」と音がすることがあるのです。これを専門用語で「ウォーターハンマー」と言います。
ウォーターハンマーにより音が気になるのはもちろん水道配管にダメージを与えてしまうのでそのままではよろしくありません。配管や接続部の劣化が進み漏水の原因になります。
水道の水圧が高いときに発生しやすいので我が家では長らく洗濯機の水道の少なめに開いていました。絞り気味にして給水栓(蛇口)からの水量を減らすことによって水の流れが緩やかになります。そうすることにより水撃作用であるウォーターハンマーを防ぐようにしていました。
ちなみにシングルレバー式の給水栓開閉時もウォーターハンマーが起きやすいです。対策としては水を出し止めするときユックリとレバーを押し下げすれば防げます。漏水の怖いところは始まりは見えないところ、気づきにくいところで起きていることが多いので漏水しているとわかったときには被害が大きいことも多いとこです(*_*)
さて、ここから本題です。
洗濯機などの給水栓からの「ドンッ!!」と音がなりにくくする(ウォーターハンマー)対策用品があります。
その一つがこれです。
キャッチコピーは「水撃の緩和に最適」水を止めたときの不快な衝撃音を吸収・軽減!水道用品・水栓金具の専門メーカー「カクダイ」の製品です。
既設の水栓ハンドル部を取り外し比較的簡単に取替れます。本日交換してみました。
今回使用した工具はモンキーレンチ(クレバーレンチHW-V8)と先曲のラジオペンチ(ノーブランド)の二つです。
説明書には取付前に数秒間水を流し、配管内のゴミなどを洗い流してから…と書かれていますが今回はこの工程をスルーしました(-_-)/
私はマンションに住んでいます。マンションは家の外にPS(パイプスペース)と呼ばれる場所がありそこに止水栓があります。
というわけでバタンっ!!…テケテケテケ…。
この中に止水栓があります。
写真右側に止水栓がありますので配管にハンドルをひねって平行になっている状態から垂直にします。
これで給水の元栓は閉じられました。ついでに…写真には写ってないですがこのPS内にお風呂や水道の湯を作るための給湯器が収まってます。
それでは洗濯機置き場に戻り給水栓上部を取り外していきます。袋ナット部分をモンキーレンチで反時計回しにして緩めているところです。
袋ナットより上、ハンドル部を取り外したら中に埋もれているコマパッキンという部品をラジオペンチで抜き取ります。
水撃吸収水栓上部を取り付けていきます。
既設の水栓上部を取り外したところにポンと乗せ、ハンドルと袋ナットとを力をかけず手で回していきます。
ハンドルと袋ナットを手で回せるところまで回したら袋ナットをモンキーレンチで本締めします。
締め終わったらパイプスペースの元栓を開きます。
止水栓を開いて洗濯機置き場に戻り水漏れしないかの確認です。
洗濯機給水栓を全開にして…
しばらく出して取付部から水漏れがないか確認して交換終了です。
今回は取付け取り外し工具にモンキーレンチを使いましたがアンギラ(ウォーターポンププライヤー)でもいいですね。
おまけ…
取り外した給水栓上部をバラしてみました。
蛇口(給水栓)からの水漏れ原因で多いのはパッキンの劣化によるものです。給水栓からの水漏れはパッキン交換で解決するかもです。パッキンは水回り部材にとってとても重要な部品なのです。