ビルメン会社員6年生の腰道具(腰ベルト)仕事で常時身につけている工具

工具×道具×作業用品
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おはようございます!ビルメン会社員6年生の牧健太郎です。

ビルメン現場で常に身に着けているモノの紹介です。

自分は仕事中、腰道具を身に着けていることが多いです。

腰道具とは…作業に必要な道具を装備するためのベルトのことです。

建設現場で作業員が腰にぶらぶら身に着けてるやつです。

今、自分が身に着けている腰道具です。

ビルメンで腰道具を装着している人は少ないです。

工事現場作業員のように毎日バリバリ工具を使って作業をしませんから。

しかし、ポケットに入れず手ぶらで工具類を持ち運べる腰道具はとても便利です。

ズボンの通しにつけるベルトにぶら下げたらいいんじゃないの?と思われるかもしれません。

腰道具には3つのメリットがあります。

①工具セットを一式スッと腰につけれて、スッと取り外せ時短になる。

②腰サポーターがついており道具の重量に対して腰の負担軽減になる。

③工具・道具をサッと取り出しサッと取り外せて作業効率アップ。

自分が今つけている腰道具の中身です。

右から紹介です。

①ミニスケール(メジャー・コンペックス) タジマ

長さを測る工具で建設現場では5.5mのモノを使用される方が多い(使い勝手のいい長さ)ですが、ビルメン(今の自分の仕事)はあまり使わないため、軽量重視で選択しております。ホームセンターで1000円ぐらいで購入しました。

②プラス・マイナスドライバー ベッセルボールクイックキャッチャーと+-ビット

昔はプラスドライバーとマイナスドライバーを2本持ち歩いていたのですが、そないトルクをかけて回すことがないため、これを持ち運ぶことにしました。小っちゃいのでどっか行ってしまわないように落下防止コードを付けています。600円ぐらいです。プラスマイナスビットは職場の人にもらいました

③スマホホルダー マキタ

マキタのスマホケースです。大きめのスマホ(6.7インチ)がスッポリ入ります。スマホを作業服の胸ポケット入れ毎年画面を割っていましたがこれを使うようになってからはそれがなくなりました。作業用だけでなく日常でも使えます。makitaの「ta」を黒く塗りつぶしているのは「maki」になるからです。オイラはマキ。通販で購入しました。3000円ぐらい。

④カードテスター サンワ

ぶらぶら歩いているときに「電気がつかない」とお客さんに言われたら…サッと取り出し電圧測定。回路確認で通だしピーーー。ケースが付いてたんですが邪魔なんでポイしました。ホームセンターで4000円ぐらいで買いました。8年ぐらい使っています。

⑤袋 不明

フリマサイトで800円ぐらいで購入しました。写真には写っていませんがカッターナイフやマジックも入っています。

⑥検電器 ヒオキ

通電しているかな?の簡易測定。コンセント、スイッチ、安定器取替時等に使います。ライトが付いているタイプなのでちょっとした懐中電灯替わりにもなります。電気工事作業員やっているときに施工管理の人にもらいました。

⑦水平器 100均(セリア)

コンパクトなので取りあえず入れてます

⑧放射温度計 エーディー

「冷風出てるの?温風出てるの」空調の問い合わせ対応はよくある出来事です。サッと取り出し吹き出し口にピッすれば視覚的に○○℃現状を目の前で伝えることができます。暑い寒いは個人差が激しいので数値で示すことが必要です。通販で購入しました。3000円ぐらいです。

⑨ネジザウルス エンジニア

固着していたり、頭が潰れているネジやビス、星型ネジ等特殊ネジに出くわしたときに活躍。銅線や鉄線を切ったり、なにか掴みたいときにも使えます。ネジザウルス何種類か持っていてこれはネジザウルスGT(pz-58)です。ペンチとしての重さが軽く力を入れやすくてバランスがいいです。握った後離すと勝手に開くようバネが付いていたんですが自分には不要なのでバネを外して使っています。通販で購入しました。1500円ぐらいです。

⑩ペンチ差し2段 マーベル

オイラの氏、マキのM(縫い目)がついているのがお気に入りのポイントですw軽くて丈夫さがあります。もらいものです。

⑪ビニールテープ

人、モノ、キズや固定にマキマキ。貼り付けて目印にもなるので持ち歩いてます。黄色が好きです。現場のモノです。

⑫落下防止ワイヤーと鍵

分電盤の鍵であるタキゲンや南京錠のアルファの汎用キーはどの現場でもよく使うので持っていたほうがいいでしょう。現場の鍵を持ち歩く際は紛失防止のためワイヤー必須です。鍵の紛失は致命的ですから。落下防止ワイヤーはフリマサイトで300円ぐらいで購入しました。

脱線…

建設現場では腰道具に墜落制止用器具(高所作業で使用する紐の先端にフックが付いたやつ)を装着することが多いので安全帯とも呼んでいました。(法改正により安全帯から墜落制止用器具に名称変更されています。)

2022年1月2日労働安全衛生法改正により                                           ①高さ2m以上の作業床がない箇所又は作業床の端、開口部等で囲い・手すり等の設置が困難な箇所の高所作業ではフルハーネス型(身体の胴体部分だけではなく、モモやカタにもベルトを通して身を守るベルト)を使用する。②例外として前記安全対策が取れる場合は6.75m以下は銅ベルト型が使用できる。                    一部を除き高さ2m以上高所作業ではフルハーネス型の使用が義務化されており写真の腰道具のような銅ベルト型は原則使用できなくなっております。

つまり1800mm(6段)までの脚立は天板(トップ)立ちしてもフルハーネスを着用せずともよく、2100mm(7段)の脚立で天板立ちはフルハーネス着用が必要ということです。

もっとも、安全の観点から天板立ちは禁止とされている現場は多いです。

また、労働安全衛生規則第518条により「事業者は高さ2m以上の箇所で作業を行う場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれがあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない」「作業床を設けることが困難なときは防網を張り、労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない」とされていることから、                                2m以上の脚立は建前上使用禁止になっております。

内装の仕上がった室内で墜落制止用器具のフックをかけることもできません。都度、足場を組み立てたり高所作業車を用意するのはコスト的に現実的ではないです。

表向きは「2m以上の脚立は使用禁止」又は「脚立の使用は禁止」とされている会社や現場が多いです。「使用禁止にしているが勝手に作業者が使用していた」で日常的に脚立を使われていることでしょう。

価格競争が激しくコスト意識を求められる中、労災における事業者のペナルティはとても大きいです。

だから会社や管理者が悪いとは思えません。

事故が起きたときに揚げ足取りのように過剰に「アレやアイツが悪い」と責め立てる風潮があるからです。

「安全」という言葉は作業者の安全のためではなく誰かの責任逃れための便利な言葉になっているように思います。

できないルールは作ってはいけない。もし実態に即していないルールと気付いたなら変えていかなければならない。

自分がルール作り、運用していくとなったとき、重要なポイントとして心掛けていきたいです。