こんばんは!ビルメン会社員3年生の牧健太郎です!
ビルメン(設備員)として持っていた方がいいと思う道具の紹介です。今回ご紹介するのは携帯性の優れたものです。ポケットに入れたり身体に身に着けておける道具です。
①ヘッドライト
②検電器
③テスター
④赤外線放射温度計
ビルメンおすすめの道具①ヘッドライト
暗いところで(を)点検したり作業したりすることが多いビルメン(設備員)です。明かりを確保する道具は欠かせません。
このような手持つタイプでもかまいませんが片手を奪われてしまいます。両手が必要なときは口でくわえてやればいいのですが喋れませんし口が疲れます。汚れたところで作業することも多いので衛生上よくありません。
写真のものは自分で始めて購入したライトです。2009年製です。設備とか建物とか工具とか無縁の仕事をしていたので仕事に使うためではなく取りあえずコンパクトなライトが一本欲しいと思って買っちゃたものだったと思います。ほとんど使われないまま時が過ぎましたが最近家でたまに使ってます(‘ω’)このようなライトをフラッシュライトと呼ぶみたいですね。
ヘッドライトですと名前の通り頭に取り付けることができ両手が自由自在になります。とても快適です。明かりの必要がないときは首にかけていてもいいでしょう。手に持って使うこともできます。どこかにくくり付けて明かりを確保することもできるでしょう。この写真のヘッドライトは単4電池3つです。合わせて充電電池もあるといいでしょう。電池がなくなる度に買っていたらモッタイナイです。
ビルメンおすすめの道具②検電器
電気がきているのかなぁって言うのを簡易的に調べることができる道具です。
先っちょをコンセントに差し込んだり、写真のようにコードやケーブルの被覆の上からでも電気が来ているどうかを調べることができます。電気が流れていれば音と光で知らせてくれます。ペン型でコンパクトで携帯に優れています。検電器によっては簡易的なペン型ライトのように使えるものもあります。家にはないのですが自分が現場で使っているものは明かりを灯せるタイプです。
検電器の注意点としては100%電気が流れているか流れているかの判断はできないというところです。検電器では100%電気が流れているか流れているかの判断はできないというところです。特に被覆の上からの場合…コードやケーブルの場合です。というのも実際に電気が流れていなくても静電誘導(周囲の電気を拾ってしまう現象)により通電しているとの反応を示してしまうことがあるのです。検電器は感度調節ができるのですが感度が良すぎる場合も原因の一つです。また、ケーブルの被覆の厚みがあったり検電器の感度調節が適正でない(感度が低すぎる)と電気が流れていても反応してくれないこともあります。
検電器の反応のあるなしだけでで通電のあるなしを判断してはいけません。あくまでも判断材料の一つです。とくに切り離し作業や切り離し作業がある場合です。
そのように言うと検電器は使えないじゃないかと思われるかもしれませんが、携帯性に優れ、通電の判断材料の一つとして便利な道具であることには違いないのです。そして被覆(コードやケーブル)の上からでも電気が流れているかどうかの判断できる優れものなのです。ただ検電器の特徴(不確実性)を正しく理解しておく必要があります。
もう一つ注意点を忘れていました。この検電器は低圧用(600V以下)交流用です。ぐれぐれも6600Vの高圧、22000Vの特別高圧のケーブル等に使ってはいけません。直流電圧のものにも使えません。
※参考までに電気が流れている線のことを「活線」と呼びます。
ビルメンおすすめの道具③テスター
回路系とも呼びます。先程の検電器での通電確認は不確実性のあるものでしたがこのテスターはほぼ確実に通電確認できます。ただテスターは検電器のように被覆の上からでは反応しません。金属部(導体部)に直接接触させなければ反応しないのです。
テスターの使い方としてこのようにコンセントに2本差して使います。104.4Vと数値として現れるのです。ほぼ確実に…と言ったのはコンセントの場合ですとテスターを差し込んだ部分が差し込み不足により金属部に届いていなくて電圧が0Vと通電してないように見えることがあるからです。
このようにテスターのリード線の片側(金属部)を素手でつまみコンセントの一箇所に差し込むと極性がわかります。73.8Vと表示されており非接地側(電源側、L側、電圧線、黒線)です。なんで100Vではないのかわかりません。人体に抵抗があるからかなぁ。はっきりわかりません。勉強不足です。
同じようにテスターの線を一本指でつまみ、もう一本を先程とは別の箇所に差します。2.270Vです。こちらが接地側(中性側、ニュートラル側、N側、白線です。)。なんで0vにならないのかはわかりません。人体の静電気でも拾ってるのかなぁ。わりませぬ。勉強しておきます。
テスターはこのように導通確認もできます。断線しているかどうかとか複数線あって双方でどれがどの電線がわからないときに一方の端のもう一方の端はコレだっというのが判断出来たりもします。端は端の金属部にテスターのリード線をつけピーっと音が鳴ったら断線していない、どれがどの線かを特定することができます。
その他にも交流電圧だけでなく直流電圧、抵抗や周波数の測定等ができます。
ビルメンおすすめの道具④
赤外線放射温度計です。照射温度計とも呼ばれています。非接触で温度が測れます。
この放射温度計ですと図りたいものに向けて真ん中のデカいボタンをポチっと押すと温度が表示されます。モーターや変圧器の温度や水やお湯の温度、室内の温度等を瞬時に測ることができます。
この温度計で測れるのは表面温度なので内部の温度は測れません。また精度は高くないので正確な測定が求められる場合には不向きです。
しかしこのコンパクト性と手軽さはすばらしいものです。
今回上げた4点は家においてあるもので現場では違うものを使っています。ヘッドライト、検電器、テスターは自分で買ったものを使っていますが放射温度計は現場にあるもの(会社のもの)を使っています。
今回の記事が参考になれば幸いです。
つぶやき…
絶縁抵抗計、クランプメータ(リーククランプメータも)、接地抵抗計の順に欲しいです。今年電験三種に合格したら絶縁抵抗計とクランプメータ買っちゃおうかなっと企んでおります(∩´∀`)∩