外壁から雨水が侵入する原因。

ビルメンの勉強
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こんばんは。ビルメン会社員の牧健太郎です。

雨漏りって屋根からするものって思わないですか?

外壁からも雨漏りするんです(;’∀’)

外壁から雨が侵入する原因は大きく二つに上げられます。

①経年劣化…建物は大気や紫外線に常にさらされているので防水材であるシーリング(コーキング)材は時間の経過と共に痩せたりはがれたりしていきます。また、地震等による振動により外壁にひび割れがすることもあります。その劣化した部分から水が浸入するのです。

②工事によるもの…例えば工事の際、設備の配管を支持する金物を壁に止めるためにボルトアンカーピン等を打ち込むのですが、同然ボルトアンカーを打ち込む際穴をあけるので水の侵入口ができてしまいます。コーキング(シーリング)材等で防水処理をしておかなければいけないのですがされてないこともあるのです。その隙間部分から水が浸入してしまうのです。

二つのパターンとも侵入口があるからといってすぐさま雨漏りだーっ(´゚д゚`)と気付くまでにはいかないことが多いです。最初は小さい傷口で徐々に大きくように被害は進行していきます。一度大量に入ってくるのではなく時間をかけて道を大きくし侵入してきます。断熱材やボード等に水が一定量は吸水されますので室内に水滴が落ちてくるころにはあちこちカビてるかもしれません。

中央付近に穴が開いているのは見えるでしょうか?施工時はシーリング(コーキング)されていましたが経年劣化で痩せてきて剥がれてしまっているのです。こんなとこから雨水が浸入したりします。

これがアンカーピンです。打ち込む前に防水材を注入しておかないと雨水が浸入してしまいます。おそらくこれは打ちミスのように思われます。この状態では防水処理されているかわからないのですしこのアンカーピンは使われていないので防水材で埋めてしまった方が良いでしょう。(ピンが抜けそうなら抜いてから埋めた方がいいかも)

これはボルトアンカーピン抜けですね。こういうのを発見したらパシャっと写真を撮って防水材を注入して埋めてしまいましょう。水の侵入口になってしまい雨漏りの原因になる(なっている)可能性大です。