こんにちは、ビルメン会社員の牧健太郎です。※この記事は自分がビルメンとしての勉強目的で書いています。私のビルメン経験年数は2年です。未熟だからこそこのブログを書く意味があると思っています。
ビルメンになってまずやることの一つ。
それは建物内外を歩き周ること。
これはビルメンになったばかりだけでなく新しい現場に配属される度にまずやることの一つことです。
仕事の場でもあり生活の場でもある場所とビルメンは共にします。どこになにがあるかを把握していかなければなりません。図面だけで確認するのではなく実際に自分で歩き周って確認することがまず大切です。
あっ言い忘れていました。その前にまずその現場のルールを確認することが一番最初にすることでした。建物の配置を把握するという部分で言うと安易に立ち入ってはいけない場所もあるのでウロチョロする前に確認した方がいいです。またどこか行くときは共に働く誰かに声を掛けてから行くようにしたほうがいいでしょう。その行先(全部なら全部)や目的、大体の時間を伝えておくとなお良いでしょう。「どこにいってなにをしてるんだ?」っと周りを不安にさせないでおけるからです。一人現場なら関係者に伝える又はわかるように書置きしておくというのもいいかもしれません。
1:エレベーター、階段、便所の位置確認
建物の配置を把握する上で中心になります。エレベーターはお客さん用と業者用のものがあることもあります。エレベーターあるところでこれを確認すればこの建物のおおよその階数が把握できます。おおよそというのはエレベータに表示されていない階(エレベーターではいけない階もあるからです。)またエレベーターの中、付近を見れば各階のエリアマップ等があることが多いです。
階段はエレベーター付近にあることが多いです。また建物の隅にあることも多いでしょう。階段は普段の移動だけでなく火事や地震などの災害時の避難(非常)階段としての役割を兼ねているので重要です。
便所もとても大切です。モヨオシモノは死活問題です。自分にもお客さんにとっても。
2:各主要設備の位置確認
たくさんの設備がありますが、どこになにがあるか全部把握しなければなりません。
待機場所(防災センターなど…自動火災報知機受信盤、放送盤、工具、材料、モニター設備、図面等の資料)電気室(受変電設備がある)EPS(電気設備…分電盤やケーブルラック等のあるスペース)、PS(水やガスの配管等のスペース)、機械室(空調機やポンプなど…ここにも分電盤ある)、各水槽室※最下階にあることが多い(受水槽、貯水槽、圧力水槽、排水槽、湧水槽、汚水槽、消火水槽)、熱源室(ボイラー、冷温水機、冷凍機)、屋上(高置水槽、膨張水槽、冷却塔、受変電設備、)、水道メーター、ガスメーター、消火設備(感知器、誘導灯、消火器、消火栓、発信機、スプリンクラー、泡消火、ハロゲン化物、流水検知装置…)、蓄電池室、ゴミ置き場…
3:各部屋(専有部)の所有者や使用者、管理者、用途などの確認
電話がかかってきてここに来て欲しいと呼ばれてもどこに把握していなければ辿り着くまでに時間が掛かってしまします。わかるようにしておかなければなりません。中には簡単に入室出来ない部屋(許可や特別なカギが必要など)もあります。それだけならまだいいのですが間仕切りによってはその部屋を通らないと確認すべき設備に辿りつけないこともあります。そのような部屋はチェックしておき、どのような方法で入室できるのか確認しておきましょう。所有者と使用者、管理者が異なることもあり、室内の設備に不具合があって費用が発生するような場合等のことを考えても知っておく必要があります。専有部を使用する用途を知る必要があるのは前もって起こりそうなトラブルが推定できるからです。前もっての心の準備は大切なのです。
もっとも、お客さんを知るのは重要です。一番重要です。ビルメンはサービス業です。設備のために仕事をするわけではありませんから。
客先常駐の仕事であるビルメン。発注された方が自分(自社)でやる必要のない、生産性のないと思われる仕事です。コストをかけたくない仕事です。軽視される仕事です。それをするのがビルメンです。
お客さん(お客さんのお客さん…)の目的に合った環境を、居場所を守り創る仕事でもある自分は思うのです。探求・追求しがいのあるオモシロい仕事でもあるのです。