ポンプ点検(メンテナンス)時の注意事項

ビルメンの勉強
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こんにちは。ビルメン会社員3年生の牧健太郎です。

これは受水槽から高置水槽に水を送り揚げる上水揚水ポンプです。

自動で動いたり止まったりするためいきなり動きだす可能性があります。

そのためポンプのメンテナンスをする際、スイッチを自動運転から停止に切り替えもしくはブレーカーを落とす(電源OFF)にするのをまず忘れてはいけません。

見たときに止まっているからと言って電源を切らないでカップリングやシャフトなど回転する部分に触れると大けがに直結します。ポンプが軽く回るかどうか手で軸を回してみるなど回転部分を手で触れる必要が生じたときは必ず電源を切ってからでないと触ってはいけません。グランドパッキンの入れ替えや増し入れ時も同様です。

グランドパッキンの増し締め(グランドパッキンからのポタっ…ポタっ…って落ちる漏水量を適切に調整する作業)やオイルカップから軸受けの油補充の際は電源を止めてやらない現場も多いかと思われますのでその際は今動いていなくても油断せず服装の乱れや体の位置や手の持って行き方に常に注意して行いましょう。グランドパッキンの増し締めしている際は水滴の落ちる量を見ることに意識を取られシャフトにスパナ等の工具があたり跳ね飛ばされてしまうかもしれないといったことを想定しておきましょう。

グランドパッキン

揚水ポンプにグランドパッキンの増し入れをしている最中の写真です。1巻ごとに斜めに切り、その切断部が先に入れたものと重ならないようにします。

グランドパッキンの締め加減はあまりきつく締めるとパッキンがシャフトに焼き付くおそれがあり、締めすぎると漏水量が多くなりすぎてしまいます。少量の漏水させることで軸部が熱をもたないような仕組みになっています。ポタっ…………ポタっ…………のような締め加減が適切です。

揚水ポンプが動作しているときの電流値がどれぐらいなのかも見るようにしましょう。

電流値が通常値よりも小さい場合はエア噛みや空転している可能性があります。ポンプが普段よりも長時間動き続けていたりしたときによくある症状です。ほとんど揚水できなくて(水を送れず)回り続けているのです。エアー抜きバルブを開いてでエアーを抜きましょう。シュッーっというはずです。ポンプを回しては止めてシュッーっとエアーを何度も繰り返します。ポンプが空転すると摩擦熱が大きくなり軸受け部などが故障するリスクがあります。揚水ポンプでしたらいつまでも高架水槽に揚水できず水がないといった状態になってしまいます。

電流値が通常値よりも大きい場合はごみが噛んでいる可能性があります。過電流の状態が続くと電気系統の発熱が大きくなりモーターが故障するリスクがあります。汚水排水のポンプでよく異物が詰まってそのようなことになることがあります。排水されません。そんなときは動力盤の電源線に繋がるそのポンプの電線をこちょこちょっと入れ替えてポンプを動かします。すると異物が詰まった異物が取れる可能性があります。※赤白青(RST)の3本線の内2本を入れ替えると動力モーターは逆回転するのです。第二種電気工事士試験の相回転(正相、逆相)で学ぶ分野です。