換気の目的は人の健康と建物の健康。

ビルメンの勉強
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こんばんは、ビルメン会社員の牧健太郎です。

換気は自然換気機械換気の2種類があります。

かーぜーやコンっコン♪アラレ~やコンっコン♪

夏も終わり秋が訪れあっという間に過ぎ去りヒューヒュー寒くなるような予感がする時期ですね。

お風呂の時間が長くなりユデダコになってしまいました。

お風呂から出てお湯の水を抜いたら換気扇ON。

少しでもカビが生えにくくなりますもんね。

こういう換気扇のように機械的手段を利用して行う換気を機械換気と言います。

ビルや商業施設なんかの大きな建物ですと送風機や排風機がありますね。

あ~空気の入れ替えをしようっと窓を開けることがありますよね。暑いときに涼しくしたいなっていうときも同様に。

風通しがよければすぅーっと気持ちよい風が入ってきます。

このように機械に頼らず自然の風や温度差を利用して行う換気を自然換気と言います。

どちらの方法にせよ換気の目的は室内の温度を調整、空気の洗浄度を維持することにより人と建物の健康を目的としています。

近年の建物は気密性が高いので意識して換気しないと、息苦しさや頭痛の原因になったりハウスダストなどでアレルギー症状を引き起こしやすくなったり病気になったりします。

湿気や結露により建物内のいたるところにカビが生えたり錆びたりと腐食が起こり劣化促進の原因にもなります。

保健衛生面で換気はとても重要なのです。

※参考までに…

機械換気には送風機と排風気の組み合わせにより3つの方式があります。

第一種換気法…機械給気と機械排気を併用した換気方式をいいます。送風機と排風機により、給気(空気を取り込む)量と排気(空気を外へ出す)量を調節し室内の気圧を外の気圧に対して正圧(室内の空気 の圧力が外の空気より 高い状態)または負圧(正圧の逆で室内の圧力が外の空気より低い状態)にすることができます。ビルや商業施設はこの方式が一般的です。

第二種換気法…送風機により室内に外気を送り込み、排気は排気口から自然排気することをいいます。特徴は室内が常に正圧になり扉を開いていても外の空気が入りにくい(常に室内の空気が出ていく)ので手術室などに適しているそうです。

第三種換気法…排風機によって室内の空気を排気し給気は給気口から自然給気することをいいます。特徴は室内が負圧になり扉を開いていても室内の空気が外に出ていきにくい(常に外の空気が入ってくる)ので厨房などに適しているそうです。

給排気と正圧と負圧の関係は設備管理においてよく理解しておいた方がいいかもです。お客さんの要望にご対応する際とても役に立ちます。例えばいくら扉のドアクローザーを調整しても扉の開閉が安定しないときです。(この場合の前提条件として扉及び付帯物に不具合がないこと)