防煙防火ダンパーの困ったところ。

ビルメンの勉強
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こんばんは!ビルメン会社員3年生の牧健太郎です。

これは防煙防火ダンパー(SFD、スモークファイヤーダンパー)です。

防火区画を貫通する排気ダクトに設けられるもので火災時にダクトを通して煙や火が他の区画(エリア)にいってしまわないように火災の被害拡大を防ぐ設備です。

作動条件は温度ヒューズ溶断(一般的に72℃以上)または熱、煙感知器と連動により作動します。

火災時に瞬時にダンパーを閉鎖し延焼を防止もしくは煙が広がることを防止してくれる防煙防火ダンパーですが困ったことがあります。

それは感知器の誤発報、誤動作等により連動してしまった場合です。火災ではないのに感知器が作動し発報してしまうことは少なくないのです。

ここからは一例です。

防煙防火ダンパーが動作したエリアが飲食店舗のエリアだった場合。厨房の煙などが排気されず辺りはケムリモクモクになってしまいます。すると安全機能が働き調理器具がしようできなくなったり大騒ぎになったりします。

感知器等により火災ではないのに火災報知器が作動した場合、非火災確認できたら地区音響停止、機器連動停止、誘導灯点滅連動停止と非火災放送を迅速に行い関係者に早く安心してもらうようにしましょう。(火災報知器が作動したらすぐに確認中の放送をすぐに入れましょう。なにか行動していること等状況がわかればそれほど慌てすぎる人は少ないはずです。)その次に防煙防火ダンパーの復旧です。

なお、空調機(空調調和機)、吸排気も連動停止しているのでダンパーと同時に復旧操作が必要です。 それからその他モロモロの事後処理(復旧)をしていきます。 エレベーターの閉じ込めや慌てて転んだ等により負傷者がいるなど状況によって優先すべきことは変わるので一概に言えませんのであくまで一例です。

大切なことは日頃からの準備と「そのとき」が来たら自分が自分でいられるよう落ち着くことのように思います。そしてなにを優先すべきかを判断しましょう。100%正解はないので自分の最善を尽くすのです。