非常照明(非常灯)の点検方法

電気設備
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こんばんは!ビルメン会社員3年生の牧健太郎です。

これは非常用照明器具です。非常照明や非常灯って呼んだりもします。大きく分けて電源内蔵型(バッテリー内蔵型)と電源別置型(蓄電池室等にバッテリーがある)タイプがあります。写真の非常用照明器具は電源別置型地震です。

非常照明(非常灯)は火災や地震等の災害により電力供給が途絶えた場合でも一定時間明かりを灯してくれる設備です。設置基準は建築基準法に定められており30分以上の持続点灯が義務付けられています。(規模、用途により60分以上)停電すると自動的に予備電源(蓄電池や自家用発電機)に切り替わって電気を供給されるようになっています。

非常照明(非常灯)の設置目的は安全に避難や救助するためなので防災照明器具とも呼ばれるそうです。

電源別置型の非常照明(非常灯)は耐火ケーブル(電線)を使用されていることが多いです。理由は電源内蔵型なら本体に直接接続されていますが電源別置型だとケーブル(電線)を経由して電気が供給されており火災の場合だと途中で燃えて点灯しない可能性があるからです。

上記タイプの非常照明(非常灯)の転倒確認方法はEPS(電気配線シャフト)等にある分電盤に非常用常灯)の転倒確認方法はEPS(電気配線シャフト)等にある分電盤に非常用照明用の回路のブレーカーがあります。写真のように回路名称が赤字で記載されておりブレーカーの操作をされないように赤いロックカバーが取り付けられています。その付近に非常回路の点灯試験スイッチが付いています。

この分電盤ですと【常時 停電試験】の表記があるつまみ形のセレクタスイッチを写真のように停電試験にします。

自分は停電試験にすると常用電源が切れて非常回路だけになってしまう、発電機がまわってしまうとか思っていてこのスイッチを始めて触るときはあらかじめ確認していたとはいえ恐る恐るでした。

写真撮るとき非常照明(非常灯)を直視してしまったのでしばらく目がチカチカしてしまいました。

突然、非常照明(非常灯)を点灯すると場所によってはビックリされることがあったり、おもわぬトラブルになることもあるので点灯する際は差し支えない時間帯に行うかあらかじめ周知、確認することを怠らないようにしましょう。

※電源内蔵型の非常照明(非常灯)は本体についている紐をひっぱる、ボタンを押す、リモコンでポチっとするタイプなどがあり個別に点灯確認することができます。