機械室の扉が開かない(閉まらなくなる)原因。

ビルメンの勉強
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こんにちは!ビルメン会社員3年生の牧健太郎です。

先日、機械室の扉が開かなくなって\(゜ロ\)? (/ロ゜)/っとなってしまいました。

この扉のハンドル付近の側面にはラッチボルト(青丸)とデッドボルト(赤丸)が付いています。

デッドボルトに注目です。

扉を開けるときは上の写真のようにへっこんで扉の中に収納されています。

ハンドルを扉を閉めたときの状態にするとデッドボルトは飛び出します。

なお、デッドボルトはラッチボルトが押さえられた状態になっていないと動作しないようになっています。つまり扉が閉まっている状態でないとハンドルを回すことができません。写真はラッチボルトを指で押し込みながらハンドルを回しました。

扉下部の写真です。この扉は上部も同じようなものが付いています。これもデッドボルトです。フランス落としではないですがフランス落としと呼ぶ場合もあります。

ハンドルを扉を閉めたときの状態にするとこのように上下が突起して

ストライクトロ受け(ラッチ受け、フランス落とし受け)にデッドボルトが収まります。

ここからが本題の扉が開け閉めできなくなる原因です。

シリンダーに鍵を差し込み開け閉めをする際、先程のデッドボルトが突起しきっていないと扉の鍵の開け閉め操作ができないようになっているものがあります。

扉下部に穴があるとゴミが溜まりやすいです。写真のような量でしたら開け閉めできなくなる可能性は少ないです。しかしこのまま放置しゴミが詰まってくるとデッドボルトが動作不良になり、扉の鍵開け締め操作ができなくなります。特にゴムみたいな滑りにくい素材が入ってしまっているとその確率は各段に上がります。

これは扉の鍵を開けようとして開かなかったときの写真です。

扉下部の穴に異物が詰まっていることが原因で、こんな感じに扉のシリンダーに差し込んだ鍵がどんなに力を込めても回ってくれません。ハンドルも動きません。自分がこのようになったときは扉下部の穴にホコリぎっしり、端子キャップ(電気工事の材料)が詰まっていました。バーベルでこちょこちょしたりペンチで叩いて下部に振動を与えながらしていると運よく開いてくれました。扉の外でのことなので焦ることはなかったですがこれが機械室の中だととても焦ったことでしょう。

ストライクトロ受け(ラッチ受け、フランス落とし受け)も掃除機等で定期的に点検、清掃しましょう。

こんなちょっとことをやるかやらないかでトラブルを未然に防ぐことができるのです。

とある統括責任者から聞いた話なんですが鍵が開かないではなくデッドボルト(フランス落とし)がなんらかの理由で上がらなくなって長時間、機械室の中に閉じ込められたことがあるそうです。そのときは金のこで切断して開けたとのことです。