ビルメン会社員が自分でエアコンを取り外してみた。

やってみた
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こんばんは。牧健太郎です。

先日新しいエアコンを楽天市場で購入して来週(2019年10月16日水曜日)に業者さんが取付に来てくれる予定です。なぜこのタイミングで買おうと思ったのかというと10月からの増税目くらましキャンペーンキャッシュレスで5%キャッシュバックに見事目がくらんだからです( *´艸`)

エアコンを取り付けセッティングするための工具は持っていません。買い揃えるのはおこづかい的に厳しく自分でやってみたいなぁやってみないなぁと思いつつ今回は諦めました。※やってみたいなぁって思った瞬間に電気や設備関係に強みを持った出版社のオーム社さんから『小型エアコンの取扱いと修理実用マニュアル」という本を買っちゃいました。

しかし、取り外すことは自分が持っている工具でできそう…。よしやろう!!とエアコン注文時の選択で標準取付のみを選んだのです。

そして今日(2019年10月8日)仕事が休みなのでエアコンを取り外してみました。そのエアコンがこちら。

2004年製の富士通ゼネラルです。メイドイン中国。約15年間壊れず頑張ってくれました。ありがとう”(-“”-)”

型番はAS40NPE-W 冷房目安11~17畳 暖房目安12~15畳です。分類するならおもに14畳用エアコンです。期間消費電力量1761kwhなので現在の省エネ性能基準からいえば厳しいものがあるでしょう。

それではここから本題のエアコン取り外し作業です。

これでいけるだろうとまず用意した工具はこの3つ。プラスドライバー、六角レンチ、モンキーレンチ。

まず始めにエアコンの室内機(部屋の中のエアコン)に入ってる冷媒ガス(この機種はR401a)を室外機(ベランダ等に置いてある)に全て移す作業をしなければなりません。(ポンプダウン作業)まずはベランダの室外機のほうにいきましょう。

この写真ではわからないですがベランダの床きちゃない。(後で掃除しました)配管が繋がっている右側の方によっこいしょ。

カバーを外しましょう。右上隅にネジが止まっているのでプラスドライバーで反時計周りに回してネジを緩めて取っちゃいましょう。(ネジを締めてと言うたらネジを緩める人がいるそうです。)

カバーをカパッ。これの場合はカバーを引き上げながらひっぱると取れました。上部の黒白赤の部分は今の状態だと通電していて感電する恐れがあるのでさわっちゃいけません。ビリビリビリーと骨になっちゃいますよ(;・∀・)

下部のこの部分(バルブキャップ)をモンキーレンチで外します。外しているとこ写真撮るの忘れました。正面の部分の六角形のカバーを上下二つです。※ここで注意:この段階ではくれぐれも室外機と銅管を接続部(右側六角)は緩めたり外してはいけません。ガスが漏れてしまいます。なぜガスを漏らしてはいけないのかというと環境汚染の原因されておりフロン回収・破壊法(はかいほうってネーミングに興味がわいて中身を見てしまいました)というものによりガスを大気中に放出させてしまったら責任を問われる可能性もあります。この部分は倫理的な部分も強いでしょう。もっともガスの取扱いを間違えると爆発したりと危険性を強いので放出させてしまわないよう適切な方法を遵守すべきです。

バルブキャップを外したらこの機種の場合はリモコンの試運転で強制冷房運転をします。

よくエアコン本体の強制ボタンを押せば強制冷房運転になるとネットで書かれているんですがこの機種についているボタンはよく見ると強制自動です。最初これを押して運転したんですが強制冷房している感がなくおかしいなっと思って型番を入れて説明書をググってみたらこれじゃないことに気付きました。強制冷房運転の方法は説明書を見て確認した方がいいですね。

強制冷房運転をしたらバルブ上の部分(細い銅管が接続されている方)を六角レンチで締めます。細い銅管(送り側)は液体に近い状態の冷媒、太い銅管(戻り側)は気体(ガス)に近い状態の冷媒が流れます。ポンプダウンはガスを室外機に閉じ込める作業になるので室内機の方にガスがいく細い銅管側を閉じてガスがいかなくするわけです。ここで締めるのが緩いとあとでガス漏れの原因となってしまうのでしっかり締まっていることを再確認しましょう。

5分程コーヒでも飲みながら待てば室内機のガスは室外機に溜まっています。今度は下の太い銅管(戻り側)をギュギュっと締めましょう。再度しっかり締まっていることを確認してエアコン室内機のガスを室外機に移すポンプダウン作業は終わりましたのでエアコンの電源を切ってコンセントを抜きましょう。あっバルブキャップを付けて締めるのも忘れずに。

次にモンキーレンチで接続されている銅管を外します。ここが一番苦労しました。固着して固いのです。上の部分も固かったですが下の銅管接続部はさらに固く時間がかかりました。

固すぎて諦めて銅管を切ってしまうかと思いましたが5-56をかけながらモンキーをハンマーでたたきながら回す方法でなんとか緩み外すことができました。この部分の作業に30分以上時間がかかりました。( 一一)

次に室外機、電源線の取り外しです。電気が通っていないことを(コンセントを抜いていることを)確認してから触りましょう。

ニッパーやペンチで少し線を残して切っちゃってもいいんですが白い部分を押さえながら引っ張ると外せます。

電源ケーブルを外したら室外機の方は終了です。それにしてもサビてるなぁ…。廃品回収に出すものだけどカバーも戻しておきます。

次に室内機を取り外す準備です。壁貫通部のパテを外しましょう。虫とか室内に入らないように貫通部にこのような処理をしてあります。

壁中の隙間を少しでも埋めるために銅管の被覆が壁中に突っ込まれてますね。これも取っちゃいましょう。

室内機側(部屋側)に銅管を引っ張って抜くので抜きやすいように銅管をまっすぐ伸ばしておきます。それではお部屋の中へ

部屋側のほうも壁貫通部のパテを取り除いておきます。室内機のこの辺りに指を入れ(右側も同じ位置ぐらいに)引っ張るつつ持ち上げると簡単に外れます。

この写真じゃ浮いてるのわかりにくいかもしれませんね。一人で外してる途中を撮るのは難しかったです。取り外すとき水が出てくる可能性があるので濡れてはいけないものはどけるか養生しておいたほうがいいです。

エアコン重そうだけど室内機の方は比較的そんなに重たくないのです。室外機は重たいですよ。※液晶テレビが近くにあり養生シートがなかったので段ボールで保護しました。

さらにシュルルルー…。

あともう少し…。

取れました。(撮れました)ノゾキアナw

銅管類を丸めてとりあえずポイっと床に置いておきましょう。汚いなぁ。

壁に残っているエアコンを取り付け金具を取り外します。プラスネジで止まっているのでプラスドライバーで外しましょう。これも黒ぼこりでまみれ。

エアコン取り外し作業始めてから終わるまでにだいたい1時間30分ぐらいかかりました。まだ回収業者さんをどこにするか決めてないですが急ぐこともないのでベランダに放置です。

今回自分でエアコンを取り外してみて勉強にもいい経験にもなりました。エアコン回収業者さんの大変さもよくわかりました。きちんとやってくれる業者さんなら工賃は決して高いものではないでしょう。

あとは新しいエアコンが来るのを待つのみです(*´ω`*)

2019年10月27日追記…

新しく取り付けてもらったエアコンです。

三菱【霧ケ峰-ムーブアイmirA.I. Zシリーズ-】MSZ-ZXV4019S-W


以前のエアコンと比較して幅はそんなに変わりませんが奥行きが長くなり大きく存在感を増しました。取り付け後の試運転以降(2019年10月16日)一度も運転スイッチを押していません(*´ω`*)今は暑くも寒くもない中間期なのでしばらく稼働させることはないでしょう。