自動空気抜き弁の注意点。

空調・熱源設備
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こんばんは!ビルメン会社員3年生の牧健太郎です。

これは自動空気抜き弁です。

配管ルートで凸の部分があったり水平の距離が長かったりするとそこに空気がたまりやすくなります。(エアロック、空気だまり)

配管内に空気がたまるとと水が流れにくくなります。(空気が壁になってしまうのです。)また、配管を振動させたり腐食を早める原因にもなります。そのような配管中の空気を自動的に出してくれる弁が自動空気抜き弁です。

写真は冷温水配管に取りついているものですが給湯管に使われることが多いようです。

自動的に配管内の空気を抜いてくれる便利な装置ですが一つ注意点があります。

それは壊れて動作不良になると水が出っぱなしになって漏水の原因になってしまうのです。(配管内のゴミ詰まりが動作不良原因の一つです。)

自動空気抜き弁が壊れているのに気づかず下の階(人がいつもいる場所)に漏れてきて初めて気づくというケースは少なくないそうです。

自動空気抜き弁を見たときにそこから水が漏れていなくても直下付近の床が少し濡れていたら壊れている前兆の可能性があるので要注意だとベテランビルメン上司に教えてもらいました。

自動空気抜き弁の隣り合わせになっている配管のバルブは手動の空気抜き弁です。ゆっくりバルブを回して開いていくとシューっと空気が抜けていく音がします。エアー抜き後、必ずバルブの閉め忘れのないようにしましょう。ついでに流れで自動空気抜き弁のバルブは閉めてしまったらダメすよっ(;・∀・)