電子ピアノ ペダルの断線修理

電子ピアノ フットペダル 補修 やってみた
Pocket

こんばんは!ビルメン会社員の牧健太郎です。

今回はカシオ電子ピアノ付属品のフットペダル(サスティーンペダル)が使えなくなったということで修理してみたときのやつです。

中心の緑のビニールに包まれた芯線の周りのアルミテープとそれに密接している芯線が切れているのが使えなくなった原因ですね。

根本付近で折れ曲がりの頻度や負担が大きく切れやすいそうな感じです。

プラスドライバーでサイド二本のネジを外してパカっと開けてみました。

スプリング(写真左側)とスイッチ部(写真右側まん中)、基板に二本の線がはんだ付けされているのが見えます。

写真左側が緑の芯線、写真の右側側がアルミ箔テープの芯線がはんだ付けされています。

緑の芯線側接続部の基板付近になぜ「W」の刻印がされているのか不思議。自分の認識では緑の芯線がプラス(送り)、アルミ箔テープの芯線がマイナス(返り)と思っていました。

そして強電(コンセントや照明の交流電源)では「W」の方に中性線(乾電池等の直流電源で言うとマイナス側)を接続するので???と思いましたがこれは信号線(弱電)でまた考え方が違うのでしょう。

電験三種合格後は弱電のことも加えて知識を深めていきたいです。

断線しているところから切り落として半田ゴテで付いてるハンダを除去して黒シースを向いて皮むきして接続し直し。

写真左側(緑の芯線)のハンダちょっと盛りすぎました。

引っ張りに弱いのでインシュロックでガッチリ固定。こんな感じで接続部付近を縛ってあげると外れにくくなります。

※余談です…電気工事で天井裏でナイスハットやジョイントボックス(電線を接続するときに使う容器)に照明器具やコンセント等の器具にいく電線を分電盤から来ている電線やスイッチの電線とスリーブやコネクタを使って結線(線と線を繋ぐこと)するんですが強く引っ張られたりして外れてしまう可能性を少しでも減らすため(事故防止)結線部(接続部)から100~300ミリ離した付近で電線(ケーブル)をインシュロックや絶縁テープでズン切り等に(固定されているものに)縛りつけたりします。そうしなければならないという施工に関しての義務はなかったように思いますが電気工事士はできる限り安全性を追求しなければなりません(自身に対しても)。←機能的に目的を果たせるようにするのは当然です。それが電気工事士とそうでないものの違い(プロと素人の違い)だと自分が電気工事の作業員だった頃、親方と職長に教わりました。当時はさせてもらえず雑用ばかりでツラく心の中で不満を抱くばかりでしたが、思い返せば思い返すほど感謝の気持ちが溢れてきます。親方の元にいたことが「全てを疑い自分に責任を持つ」私の考えの基礎になった原点でもあります。

フタを閉じて電子ピアノに繋いで、ペダルを右手でムギュっとしながら左一指し指でド~ミ~ソ~♪

ムギュっとしてる間は音が繋がっていて離すと切れるので修理完了です。