感電、火災、電気を流すための接地線ってなに?(アース)

ビルメンの勉強
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おはようございます!ビルメン会社員の牧健太郎です。

接地線には種類があります。

大きくわけて2種類。

機器接地と系統接地です。

電気工事会社で勤務していた頃、緑の線…アース線について電気工事士として尊敬する職長からこう教えてもらったことがあります。

「アースを切断するとペンチやケーブルカッターに穴が開いたり感電する危険の可能性がある」

「特にB種接地線は危険。大電流が流れている。」

「これは電気を流すためのアース(接地線)」

そこで疑問に思うわけです。(そのとき教えてくれた人にも周りの人に聞きまくりましたが根拠はわかりませんでした。)

電気工事士試験の勉強のときに記憶した接地線(アース線)に対する自分の認識は異常時の感電、火災を防ぐためのものであり通常時は電圧、電流はない。だから黒線、赤線、白線、みたいに活線(通電時)切断すると火花が出たり爆発したり感電したりする可能性は通常時はないと思っていたので安易に切断できると思っていました。間違えたらすぐ繋げばいいという感覚です。もしも大きく漏電しているときだったらアースに電気が流れているので切断したら危ないですが漏電したら遮断器(ブレーカー)が働くようになっているので大丈夫じゃない?とそう思っていました。通常時でもわずかな漏れ電流が流れているからかな…?わかりませぬ。

ちなみに感電時の電流に応じて人体における影響の目安をいうと

0.5mAではほとんど何も感じない。

1mAではビリビリ感じます。

5mAでは電撃を痛いと感じます。

50mAでは̪死に至ることがあります。

電気を流すためのアース??

4種類に分類されている接地

A種接地、B種接地、C種接地、D種接地(ELB用含む)です。

電気工事士の参考書には電気を流すためのアースがあるとも通常時にアースに電気が流れるような記載は

それがなんなのかネットで検索しても辿り着けませんでした。

頭の片隅でモヤモヤしながら時は過ぎ

電験三種試験の勉強をしていて先程述べたA,B,C,Dの4種類の接地線は大きく分けて2種類に分けられることを知りました。

機器接地…A種、C種、D種接地線。

系統接地…B種接地線。

機器接地は感電や火災の防止をしたり保護装置を確実を動作させるためのものです。

系統接地…変圧器内部の混触防止のために取り付けます。変圧器の2次側の中性点もしくは1端子に接続しています。そういえば電気工事士のときでも勉強したなぁ。

ひとつだけ仲間外れのB種接地さん。中性点(ニュートラル線、白線)に接続されているということは受変電設備の変圧器に通電されているかぎりB種接地線に電気が流れているんじゃ…。100V回路とすると非接地線が100Vで接地線が0V。電気は高いところから低いところに流れ循環している。そこから発展して疑問の答えになるようなものに辿り着きました。

実はB種接地線さん変圧器の対地電圧(コンセントにテスターを差して100ボルトぉって言っているのは線間電圧)を安定させる役割を持っているそうです。

変圧器2次側の中性点に接続されているB種接地線が途中で切断されたり浮いてしまったりするとその瞬間B種接地線は活線になってしまうそうです。(※混触防止のためということは電位上昇で異常電圧がかかった場合、電流を大地に流れるようになっているからかなぁ)しかもB種接地に流れる電流はD種接地線のような機器(たとえば洗濯機)よりも大きな電流が流れるます。B種に使用する線が太いのもそのためです。いくつかある分電盤の元である受電設備の変圧器という巨大な電気の固まりに接続されているのですから。

まだ確信をもって理解できておりません。なぜB種接地線が変圧器の対地電圧を安定させることができるのかよくわからないからです。もっと勉強が必要ですね。

接地端子の写真です。

接地端子はA種B種C種D種じゃないの?と思われるかもしれません。

電気工事法という法律に基づいて接地の種類名称が定められているんですが

1997年6月以前までは接地の名称は1種,2種,特別3種,3種でした。

1997年6月以降は現在の名称に変わった

(旧)第一種接地工事→(新)A種接地工事

(旧)第二種接地工事→(新)B種接地工事

(旧)特別第三種接地工事→(新)C種接地工事

(旧)第三種接地工事→(新)D種接地工事

写真の接地端子左端上下の補極(p,c)は各接地の抵抗値を測定するときに使用するものです。

写真右端のE.ELCB(ELBでもほぼ同じ)っていうのはD種(3種)接地工事では同じD種接地でも漏電遮断器で保護された回路とそうでない回路は分けなさいととなっているからです。

C種(特別3種)接地が見当たらないのはなぜ?→300Vを超える低圧機器を使用することがない建物だからでしょう。