こんばんは!ビルメン会社員3年生の牧健太郎です。
先日、「照明スイッチが壊れた」という連絡があり取替しました。
ビルメンが行う可能性が多い電気工事作業の一つですね。
※電気工事作業を行うには電気工事士の免状携帯が義務付けられています。試験合格する等して電気工事士の資格があるというだけではいけません。しかし実際は免状を携帯して電気工事の作業をしている方は多くはないでしょう。電気工事士の資格がない無資格者が電気工事の作業をしている場合も多いようです。なお、無資格者が電気工事を行うと罰則として30万円以下の罰金か1年以下の懲役が科せられます。しかし電気工事士の資格がなく作業して実際に罰則を受けたという話は身近で聞いたことがありません。電気工事士免状携帯義務違反も同様。
壁に付いている日常でよく見るスイッチです。下のスイッチなにか変じゃないですか?
上のスイッチと比べて見るとわかりやすいのですが通常では止まらない位置でスイッチが止まっていることにすぐ気が付いたはずです。
壊れていたので交換しました。この照明スイッチの名称は片切スイッチ(タンブラスイッチ)です。
電気工事は、適切に行わないと感電事故や漏電火災の原因になります。従前に取り付けた人(業者)が適切に施工している保証はどこにもありません。
このスイッチ交換ですと①金属プレートの下部にマイナスドライバーでパカっと開けて②プラスドライバで取付枠を壁から浮かせて③古いスイッチの電線をマイナスドライバーを使い1線ずつ新しいスイッチに付け替え④マイナスドライバー古いスイッチを取り外し新しいスイッチを取り付け⑤プラスドライバーで取付枠を取付け⑥金属プレートを取り付けるという作業ですが危険がたくさん潜んでいます。
すべて疑ってかかりましょう。自分の責任です。 ヒトを信用しないというわけではありません。
自分は作業員クラスの会社員です。裁量権や決裁権、決定権などといったものはなにもありません。自分のできるかぎりの責任を持つ意識が大切だと自分は思うのです。
なにが壊れてスイッチが使えなくなったのか気になったのでスイッチを分解してみました。
スプリングの部分がちぎれる寸前ですね。『national』とスイッチに刻印されているところから古いスイッチだということが想像できます。トイレに取り付けられていた照明スイッチでマメけしをするところなので経年劣化によるもの(寿命)と判断できます。
Panasonicのメーカーホームページによるとスイッチ、コンセントの寿命は約10年だそうです。(使用環境、頻度により異なる)