漏れ電流測定

電気設備
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こんばんは!ビルメン会社員の牧健太郎です。

地絡(漏電)が発生したら…

地絡(漏電)原因である回路を特定する作業をしていたときの写真です。

絶縁抵抗計で測定して探していく方法もありますがブレーカーを落とさねばならず、そのようなことはできない状況は多いです。そのためこのようにクランプ形電流計での測定で地絡(漏電)原因である回路を探していくのです。

正常時(理論上)、クランプ形電流計で各相の電線を3本(単相2線式ならランプ形電流計で各相の電線を3本(単相2線式なら2本)一括で挟み測定すると電流の指示値は0mAになります。(実際は静電容量等により0にならないこともあります。←配線と大地間の静電容量の不均衡が原因と書いてあったんですがイマイチ理解できていないです)

低圧電気回路の漏れ電流の許容範囲は1mA以下とされています。※対地電圧100V回路は許容絶縁抵抗値0.1MΩ(100000Ω)、対地電圧200V回路は0.2MΩ(200000Ω)をオームの法則により算出すると0.001A(1mA)なります。

感電した際、電流による人体への影響目安です。

1mAの電流でビリっとくる。5mAでとても痛く感じる。生理的に悪影響を及ばさない最大の許容電流地である。10mA耐えられないぐらいの痛み。

20mAで握ってしまうと自分では感電部から離れられない。

50mAで短い時間の感電でも危険。人体損傷、心拍停止の可能性がある。